『Travis Japan Debut Concert 2023 THE SHOW ~ただいま、おかえり~』感想


遡ること4ヶ月前、私は人生で初入院というバッドイベントの真っ最中だった(※盲腸です)
それでなくても昨年はさんざんな年だった。流行りの病にかかり、謎の腹痛、謎の喉の不調、謎の腰痛、初めての虫歯…(?)そして、愛するTravis Japanの無期限渡米留学。踏んだり蹴ったりオブ・ザ・イヤーの大トリにふさわしい、入院期間。たかが、盲腸とはいえどもやはり病院は気が滅入る。病室隣は小児病棟で昼間は子どもの泣き声、前は男子トイレで夜はジジイの嗚咽…と完全に精神的に参っていたところで舞い込んだ、吉報。

それは


☆☆☆☆☆☆☆

おめでとうございます
デビューコンサートです☆☆☆☆☆☆☆


これまで絶対その手を離すことがなかった者が手にできるボーナスステージ。果報は寝て待てとはまさにこのこと。生きる希望が生まれた私は、無事、健康な肉体を手に入れ、現場に参戦することができた。

1月29日か3月12日までという約1ヶ月半、延期に次ぐ延期、満身創痍でなんとか完走した IMAGINATION、通称“賛成コン”が約5ヶ月かけていたのと比べると、体感3日くらいのスピードで終わってしまった。全国5箇所、数々の一張羅をまとって空飛ぶ車で駆け抜けた7人の一生に一度のデビューコンサートは本当にすばらしく、極上のエンターテイメントだった。生きる希望は生きてく勇気に変わった。

 

記憶が薄れないうちに自分なりの言葉で、その中身に触れていきたいと思う。主観、自己解釈、お気持ち、コンビ厨的視点を含みます。


私ごとですが、オタク歴17年でグループのデビューコンサートに参加するのは初めてのこと。そんな記念碑的「作品」を目撃できたことは本当に幸運なことだと思う。
そんなデビューコンサートのタイトルはとってもドラマティック。

 

Travis Japan Debut Concert 2023 THE SHOW ~ただいま、おかえり~』

『The Show』はコロナ禍でジャニーズ事務所はもちろん、エンターテイメント業界が一度立ち止まってしまった後、2021年2月にようやく有観客公演が再開された『賛成コン』のラストにお披露目された新曲だ。それは長くショーを待ちわびた人を彼らの作る極彩色の世界に誘うトラジャらしさに溢れた曲。その曲で幕を閉じた賛成コン。それが2022年3月から10月まで全員で渡米留学を挟んだトラジャが日本のファンに向けショーをいよいよ再開する、というのだ。

この曲の歌詞はご存知、宮近の「I'm back here...」から始まる。

彼らは7人で帰ってきた。大きなひとつの冒険を経て、デビューという大きなお土産を持って。さぁ幕を開け、今、ショーが始まる。「ただいま」は彼らの言葉、「おかえり」は私たちファンの言葉、「ただいま」だけでなく「おかえり」だけでもない。トラジャとファンがいて初めて成り立つ言葉をタイトルに入れたのは「ありがとう」「どういたしまして」をずっと大切にするような、彼らなりの愛なのだと思う。

1 The Show

どう考えても宇宙一の歴史上カッコいいオープニング

前述の通り、賛成コンはこの曲を無茶苦茶踊る形で幕を閉じている。なんならうちらもめちゃくちゃ踊った。そのまるで続きのようにも感じられる一曲目は緞帳のような幕が左右に開いて、いきなりド肝抜き演出。

イントロとともに現れたのは、宙に浮いた3列式オープンカー(リムジン)とそれに乗った7人。そして信じられないくらいのビジュアルの良さ。これを初めて観たときは開始前まで「もう発声の仕方とか忘れた…」とか久々の声出し解禁ライブにキョドりムーブだった割に、超自然的にこの世のものとは思えないくらいの大歓声が出た。うみちゃんが事前に雑誌で「WSを楽しみにして」と言っていた意味がわかった。
実際に現地で生活をして、『AGT』で話題を呼び、オープンカーでパレードして、ツアー中にはグラミー賞のレッドカーペットを歩いた7人。西海岸の風を感じた7人だからこそのサマになる演出。うみちゃんがバックシートにもたれて余裕あるほほえみで優雅に手を振ってるの好き。ちょっと挑発してみたり、足を車体にかけたり、身を乗り出して煽る7人はハリウッドスターみたい。アメリカを飛びたち、宇宙へ、そして東京へ。何度でも言いたい、「本当におかえりなさい」。

 

2 Party up like crazy


みんなだいすき「パリヤ」。アメリカにいっちゃってすぐに出たWODの予選で披露されたこの曲ははじめましてすぎて、なんて歌ってんのか、むしろタイトルすら何だか知らないけどかっこいいことはわかる…て感じで渡米の初期はWOD予選の映像を死ぬほど観まくった記憶が蘇って胸が熱くなる。忌まわしきブザーのことはもう記憶から抹消した。羽織ってた黒のコートを車脱ぐとスマートなお姿に。うみちゃんは最初、宮近と向き合ってダンスするんだけど…そのときッのッかおッが!!かおッッッッッッが!!!SUKI!!!!!!まちゅと背中合わせになったり時には腕を肩に回したり…そろって花道(レッドカーペット)を踊りながら進むのがハリウッドスター?花道をただの通路としてでなく、その場所さえもステージの一部だと捉えているようでトラジャらしい。ここのうみちゃん、滝シード効果もあって、さすがに中村担的慣用句「足が415メートル」。

3 JUST DANCE!

おい、ピロブンダンスめっちゃたのしいじゃね~か…。数ヶ月前は「ピ…ピロブンダンス…?はやるんかそれ…」と思っていた自分を殴りたい。めっちゃ楽しいぞ、これ。やっと生で聞くことができたデビュー曲。カウコンでも聞けたけどデビューコンで聞くデビュー曲は格別。今回は、この曲を5バージョンくらいやるかと予想してたら意外と2.5バージョンくらいだった。前半と後半で同じ曲なのに全く違う気持ちで聞くことができる。これはツイッターに4151122回書いていますが、しめちゃんの「Dance like you don't care who sees」でのえんちゅの手をクルッと回す振りのシンクロを見る瞬間に命かけてる。シンプルに美しいからマジで見てほしい。あとラッパの振り付け、ペンラでやっちゃう。

自己紹介

自担の名前を大声で叫べる幸せに浸れる時間。自分から呼ばせてるのに「な~に~?」って聞き返してくれるのかわいいいいいいいい。花道をダンスで戻ってくのも幕の間に消えていくのも良すぎる、スタンドでもあの場面をきれいに見えたら余裕で定価の倍くらいの価値ある。

4 夢のHollywood


の前の松倉くんの帝劇タイムみたいなやつ、長い階段があったらマネしたくなるくらいすき。生後3ヶ月かと思うくらい、ばぶくてちっちゃくて隙あらば誘拐だった松倉少年がここに夢を叶えた!!みたいなストーリーが浮かび上がってくるようでもあり、物語の“表紙”のようにも見えた。

 

「夢ハリ」、初見は英語か日本語かでドキドキしたけど、日本語で、ダンスや歌は進化しながらも私たちが慣れ親しんできたオーソドックスでスタンダードな夢ハリ。原点にして頂点。ステッキが飛び出した瞬間に私たちの気持ちも身体も自然と跳ねたし、もちろん泣いた。タップと同じ数だけ刻んだ思い出が溢れる。こういう絶対好きなことを外さずに的のど真ん中を射るみたいなことしてくるからうれしい。


5 Happy Groovy 

私が入ったときで2回、のえるくんがちょっと出だしのピアノをミスっちゃった回にあたったんだけど、その時、うみちゃんは2回とも、如恵留くんがうまくピアノを立て直すまでじっと如恵留くんの方を見てたんですよね。立て直すとふっと切り替えてて。3月9日の公演はだんだんグラデーションを描くように目の色が変わったというか、素の笑いだったのが、ジャズモードに表情が変わっていったのがゾクゾクした。シャンデリアさわるのも、うみげんがアイコンタクトするのも、気持ちいいくらいうみちゃんの手足がぐいんぐいん動くも、どの瞬間もすべて愛してるー…。

6 Swing my way

こんなに解釈一致な新曲に恵まれるなんてデビューって最高。ショーテイストっていってもこんなにバリエーションあるんだなって。帽子のつばを軽くおさえてカメラに抜かれるうみちゃんのアイドル仕草に、暴れだしそう、もう止まらない。閑也の「今ァ」がだいすき。あと「開け New Generation」で如恵留くんが弓を射る動きも。振りひとつひとつ見ると独特というか素人がマネしようとするとオモロイ動きになってしまうのになんで7人がやるとこんなにかっこいいの?早くテレビで見たいよ〜

8 FIRE!!!

興奮と注目と熱気のド真ん中センターステージ、培ってきた時間と信頼がのぞくダブルカイトだけの時間は本当に痺れる。球体に触れた瞬間に緑と赤の閃光が弾ける。何も言わなくてもノールックでもお互いのことはわかる、だけど目が合えば、2人が掛け合えば、何かすごいものが生まれる気がする。ダブルカイトってコンビの在り方がパフォーマンスから伝わる。

宮近いわく、うみちゃんからコンビ曲のオファーをもちかけたらしいけど、記念すべきデビューコンのユニットでやっぱり宮近を選ぶうみちゃんがうみちゃんらしい。

大きな月のようになった白い球体の前で踊るとき、顔は一切見えない、もはや影なのに、自担ともなると影ですらかっこいい。ぎらぎらのジャケットはダブルカイトだけの特注品。ふたりだけの大切な思い出だね。花道からペットボトル投げるのも好きだったな。

最初、うみちゃんが、宮近にいろいろと仕掛けるけど、唇を軽くなぞってから自分の唇なぞるやつが1番好みだった。

9 PINEAPPLE

歌詞が遠距離恋愛を思わせるものだとして知ってから、まるで遠距離恋愛状態だったオタクとトラジャを重ねてしまうし、そのセンスの良さと愛に泣いた。回を追うごとに大好きになっていった。「感じられるよ」のところかな?うみちゃんが頭の方を手で軽く押さえて首を振るときの添え方指の開き方表情、筋トレみたいに台の間で手だけで支えて上半身を倒すところの反らせ方、415メートルの足(2回目)、体の動き全てが好きすぎて全部脳に記憶したい。

 

10 GET ALIVE x Lock Lock

超天才的マッシュアップ。既存曲をそのまま素材そのまま味わいたい人もいると思うけど、彼ら自身が多分それだけじゃ飽き足りなくなってしまってるのかも?と思ったりする。なにか驚かせたい、面白がらせたい、みたいな心意気を感じるし、これからもおそれずに、新しい試みで驚かせ続けてほしい。これを作ってしまう如恵留くんは本当に天才です。ここはうみちゃんのお気に入りパートでもあってロックアライブポーズもすごく褒めてて、ペンライトも合わせて如恵留くん発案のものがお気に入りなうみちゃん…(特大ハート)。


11 Unique Tigers&12 Dance With Me ~Lesson1~&13 Talk it! Make it!


うみちゃん、挨拶でも雑誌でも何度も何度も手作りうちわに触れてくれて、婚姻届け(本人が言ったのは『婚約届』←ここ重要)を持ってきても結婚はしないらしいけど(笑)、その言葉の通り視界に入ったものはできるだけ応えようとしてくれてた。4階まである会場は上の方まで、後ろのほうまでいっぱい手を振って。最初の方の公演で「うちわがいっぱいあるとどうしていいかわからなくなっちゃう」って言ってたけど、できる限り返そうとする、そういううみちゃんの優しさの証明が見れただけですごく微笑ましくて、うみちゃんのことがもっともっと好きになった。そんな座り方して落ちない!?みたいなのは気になったけど(笑)

 

MC

どのMCも全部楽しかったけど、お水を運んだりグッズを紹介したり役割を任せられるとちゃんとまっとうするうみちゃんがうみちゃんらしくて…。何年後にはグラミーとりたいか、みたいな話があまりにも屈託なくてまぶしくて、記憶に残ってる。

14 VOLCANO

 

美しきJapanesque。まず衣裳が最高。白い布がたっぷりで神様の使いみたい。背中には猛々しい虎。神々しくて清らかで、ジャンプするときに布はふわっと舞うのも宗教画のようでもあって。ここはソロパートのダンスのなかでも群を抜いて好きだった。白い竜巻のように目の前に現れて息する暇もないまま目を奪われて。あと特筆すべきは元太。和太鼓を前にして目の色が違うというか、綺麗な茶色の瞳の奥に炎が燃えてた。本当に頼もしすぎる最年少だった。

15 Namidaの結晶

 

これはもう絶対にこの曲だよねってくらいドンズバな流れ。羽がバーッて降ってくるの見て、デビュー組だ...となったし、親の顔より見たあのMVを彷彿とさせるようでNamida。

 

16 Never my love

 

私はジャニーズ事務所のこと自体に明るいわけではないから適当なことを言ってしまうかもしれないけど、この曲を説得力をもって歌える人たちって事務所の中でも稀有だと思う。トラジャは初の世界配信デビューとか新しい時代を開拓する者でもあるけど、同時に伝統と継承を大事にしているグループだと思うし、+81で掲げていたまさにジャニーズクラシックの源流をデビューコンで、しかもあれだけのクオリティ、唐突ではない完成された流れのなかで魅せられるって本当にすごいこと。そんな彼らが私は誇りです。

 

17 君だけに

 

はあ、ついにこの曲について語る時が来た。大前提として私はのえんちゅLoveであることから、この曲を大失恋みたいな気持ちで見てしまうんだけど、それはいかに如恵留くんが元太を大切な存在として見ているか伝わって来るからだと思う。それほど曲やパフォーマンスに込められた背景を想像してしまうし、そこから目を背けることができない。だけど足元を蹴るたびに跳ねる水しぶきや、指先から流れる星、舞う羽もすべてが美しくて完成されてのえげんにしかできないと認める。この2人だから成し得たものなんだ。暗くて静かな海を上から照らす優しい白い月の光、普通に考えたら如恵留くんが月で元太が海だけど、如恵留くんにとって、月が元太なのかもしれないし、元太にとって如恵留くんが海なのかもしれないし…(とか書いてたら、3/14ののえまるが更新された笑)。とか色々勝手に思いながら息を潜めるように見守っていた。

 

一回アリーナ後方から双眼鏡で見てたら、服はだけた瞬間に周りがみんな双眼鏡覗き出して全然見えなくなってウケた。とにかくいろんな人のいろんな解釈を聞いてみたいし如恵留くんもいつか裏テーマを教えてほしいな。

 

18 LET'S MUSIC 

 

本当にかわいい、これぞジャパニーズカワイイって世界中に自慢したい。そもそもこの曲大好きで原曲毎日聴いてたけど、このライブ後は1日1回が1日5回に増えるくらい好き度増した。原曲よりもしめまちゅバージョンは声が甘くて、シロップ多めショット抜きハチミツ三周回しがけ。振り付けも全部好きだから一緒に踊る。ミニチュアにして飾りたいくらいカワイイがぎゅっと詰まってる。なのに、次の曲との振り幅がすごすぎる。あんなに可愛く小悪魔だからこそ、曲によっては魔性の色男になってしまうのがしめまちゅのすごいところ。全人類を狂わせることができるコンビ。

 

19 Turn Up The Vibe

 

うみちゃんのダメージデニムから覗く足はきっと中村担視聴率100パーセント。聞けば聞くほど好きになったいわゆるスルメ。セクシーな歌詞が話題になったけど、それをあえてストリートに全ブリしちゃうところがかっこいい。全力で踊っても色気はあふれてくるし、見惚れる。「感じて My fantasy」のうみちゃんの声や視線を思い出すたびにきゅんとする。如恵留くんの衣装はのえんちゅ。

20 上を向いて歩こう

 

宮近がこの曲の時、トロッコからペンライトの海を優しいおすまし顔で見てるのが印象的だった。うみちゃんは台の上にちょこんと座って揺れたり、時にはゴロンって寝転がったりそのまま手を伸ばしたりしてて(如恵留くんも同じ場所でうみちゃんと交代する前に同じことをしてる)、でもオーラスとその前もかな?その時は後ろのモニターのLA生活の写真を見ているように見えた。

 

21 WOD

 

7人バージョンで見れて本当に嬉しいしそれに尽きる。ただパフォーマンスを再現することだけじゃなくて、あの場、あの空気を遠い場所で見守っていた人たちに疑似体験させてくれる、どこまでもファン思い。始まる前のさんせーい!まで一緒にさせてくれる。気迫もあるけどすごく楽しそうでもあって、ひたすら踊っている姿を見るだけでも全く飽きることはない。閑也がいることでこんなに引き締まるんだな、と思ったしやっぱり7人が1番しっくりくる。こんなにキラキラした顔で、こんなに声を張り上げて、こんなにアイコンタクトで成り立っていたんだって。間近でみて、空気に触れて、どこまでも愚直にダンスに向き合う7人の魂がこもったパフォーマンスは本当に胸に響いた。その真摯な姿勢はこれからも沢山の人の心を動かすよ。Travis Japanは踊ることをやめない、今回のコンサートの真髄を感じたパートだった。

 

22 JUST DANCE!(バラードver.)

一度だけ、肉眼でうみちゃんがメンバーのお顔を見回す表情をみたけど忘れたくないな。引き寄せ合うように手を重ねて、大きな会場でぎゅっと小さくまとまった7人は、固い結び目のようで。こうしてアメリカでいろんな苦難を7人ぽっちで乗り越えてきたんだなと思うと、泣けてきてしまった。自然発生的な拍手もあの空間はすべて濃密で愛にあふれていて、ここに7人が帰ってきた奇跡に心から感謝した。

挨拶

すいません、ここはただのひたすらに感想というかお気持ちです。

うみちゃんの挨拶いろんなのがあったし、いろんなものを読んだけど、正直にいうと多分少し今も焦りの中にあって安心はしてないんだろうなと思う。だから雑音が気になってしまうこともあるし、もっと背中を押してほしい声を聞かせてほしい、自分も努力するから一緒に走ってほしいと言うんだろうし、テッペン取りたいって誓うのは自分への鼓舞でもあるんだろうな、と思ったりする。でも、これからも苦しいことやキツイことがあってもみんながいるから大丈夫とか、家族みたいだからって信頼してくれるのも、軽口言いすぎてオイオイオイ…となることもあったりするけど全部ひっくるめて正直で嘘言えなくて、いつも満足できないうみちゃんのことが好きだなって思う。アイドルのいう「永遠」は信じないけど、死ぬまで努力し続けます、と今、この場で思ってくれていることがすべてだから今はそれを私も信じたらいいのかなって思った。

 

23 JUST DANCE!

涙でべショベショになったマスクの中で特大笑顔を浮かべて聞くJD。最後に階段をみんなで駆け足で登っていくのがすき。如恵留くんがファーストペンギンで最初にバーッって走っていってそれを肩組んだりしながらみんなが追いかけて。扉しまるときにうみちゃんがリズムにノッて体動かしてるときあるんだけど、なんかそこだけでもダンスめっちゃうまいのわかる、好き、ムリ。

24 BIG BANG BOY

 

BBBって私の中でかなりのえんちゅソングなんだと思うんだけど、なんでかというと立ち位置が近いことが多くて双眼鏡で右と左にそれぞれを収める時間が本当に至福。でもまぁ最後の方はもう正直、次のDMCのことしか考えてない。

 

25 DRIVIN'ME CRAZY

フリースタイルコンビ厨ガチャとか、ラップに入る前の「おれだおれだ!」「しゃーなし、おれがいくか!」のアドリブとか、トラッコまで猛ダッシュしたり、とにかく、その回しかない特別感が毎回あって楽しかった!そしてうみちゃんの歌詞「忘れさせてあげよう 1人のLonly Night」がこのコンサートのうみちゃんのパートのなかで1番好き。そのあとの如恵留くんの「どこまでも一緒に行こう」も含めて、お祭りのクライマックスに聞くにふさわしくて、掛け声も含めてテンションが極限までブチ上がれる。だから逆にもし次、この曲をアンコールや終盤以外にやるならどんな感じで組み込むのかもとっても気になるし楽しみ。

 

26 Together Now

 

これも毎回言ってるけど最後にステージに集まったときに、のえげんの方をみてるうみちゃんが、如恵留くんとアイコンタクト交わすのを確認できたのがうれしかった!
トラッコの頭をぽんぽんしながらリズムを取ったり、いっぱいの視線を浴びるなかで、ちょっと所在なさげにしてたりするのもたまらなくかわいい。最後までうみちゃんは1番上や奥までいっぱい手を振ったり視線送ったりしてできる限りのやり方で気持ちを伝えようとしてくれるうみちゃんが大好き。

 

最初に書いたとおり、このコンサートが決まったときは病にふせっていて、本当に大丈夫かな、行けるかな~と思っていたけど、生きる希望だったコンサートに行ったことでただ楽しみが消費されたワケじゃなくて、生きていく勇気になった。また会いたいから日々を頑張ろうとか、また次があるなんていつだって保証はないけど、きっとまた会えるだろうなみたいな気持ちにさせてもらえた。この感想を書き終えたら、本当の意味で私のデビューコンサートも閉幕って感じ。すごく寂しいけど、もっとすごいものをこれからは絶対見せてもらえるんだろうなってワクワクがより高まるコンサートだった。これからもいろんなステージで、いろんな場所で誰もみたことのないエンターテイメントを作り出してほしい。

トラジャはたしかに年齢も高いしデビュー年やキャリアからしたら「おそ咲き」の部類なのかもしれない。でもデビュー1年目でこれだけ自分たちが魅せたいものをしっかりわかって、自分たちにはこれだ、と揺るぎなく言えるものがあるのはむしろ早い方だと思う。それは時間とともに変容するかもしれないし、それをもってどこに向かうか、どう生かしていくのかは彼ら次第、環境次第、運次第だったりするかもしれない。でも約束された未来じゃないからこそ、一緒に旅を楽しめるんだと思う。

きっとまだ“旅の途中”。これからもずっと、よろしくね。
最高のSHOWをどうもありがとう!!!!!!!